指圧とは
指圧は、東洋医学を応用し、体の自己治癒力(自然治癒力、自己回復力とも呼ばれます)を高める技術です。経絡(氣の通る道)を流れる氣がバランス良く動いていると健康な状態が保たれていますが、経絡の流れが滞ると体の各組織の働きは不活発となり、そして、自己治癒力が低下すれば「病気」になると考えられています。経絡指圧では、心と体を別々に捉えず全体で一つと考え、病名にかかわらず全身の歪みを整えます。
経絡指圧
経絡(けいらく)指圧は、日本より欧米でよく知られた指圧法です。故増永静人氏が創始し、「増永指圧」または「禅指圧Zen Shiatsu」とも呼ばれています。日本で一般的な「浪越ナミコシ指圧」は「ツボ」を施術するのに対し、経絡指圧は各人の症状に適した「スジ、氣の通る道(経絡)」をその状態に合わせて全身を順次に施術するものです。「指圧」と聞きますと指だけで押すと思われますが、経絡指圧は指以外にも手のひら、肘、ひざも使います。
どのような方に
指圧は病気の予防や健康の維持に最適です。首や肩がこる、体が重いなど病気ではないが不快な症状(未病)が見られる場合や、回復期のリハビリとしても適しています。また、病気治療中の方は、事前に担当医とご相談下さい。
指圧が適していない症状
骨折、脱臼、多量の出血、急性疾患、重病,高熱時、伝染性疾患など。まずは、ホームドクター、または、専門医にご相談下さい。
施術者紹介
川村 恵美子
Emiko Kawamura
青森県出身、1992年よりミュンヘン在住。2005年よりEuropäisches Shiatsu Institutにて指圧を学び始め、2011年1月終了。健康維持管理に関連して、マクロビオティックや薬膳に興味がある。
ヨクシュ フォルカ
Volker Joksch
2002年よりEuropäisches Shiatsu Institutにて指圧を学び始める。16歳の時、太極拳のワークショップを体験し、のちに柔道,松濤館 空手に通い、現在は合気道(三段、健武会道場)に励んでいる。